MONTESA IMPALA CROSS 改 トライアラー……….2
FRP、FRPそしてひたすらFRP。
トライアル用にするべく手持ちのタンクを細く低く改造する。まずは分割。
トンネル部とアッパーを分け、更に中央を短冊状に切りと取って細くする。
幅は前方30mm後方50mm切り取った。高さは約20〜25mm切り取り。
まずは内側から補強しつつ繋いでいく。硬化したらトンネルと合わせてみる。
次はタンクキャップを新設。例によって手持ちが豊富な上に勝手知ったるTL125のタンクキャップ部を切り出し移植。
TLの給油口サイズに合わせ穴空け。
切り出した給油口の塗装を剥離。その後形を整えタンク側を掘込んで面が合う様に埋め込む。
面が自然に繋がるところまで追い込んだら耐油エポキシで接着。
内側からも給油口周りの補強と形成でFRPを積層。
ここでガソリン残量覗き窓を作る。単純にタンク横をサンダーで切り取り窓を作るだけ。クリアなFRPで作られたタンクなら塗装の段階でマスキングするだけで済むが、このタンクは樹脂に着色されていて透けない為に切り取る必要があった。
内側、外側共にしっかりプライ。使用しているFRP樹脂は耐ガソリンのタイプで、硬化促進にコバルトを使っている。そのためしばらくはグリーンだが、紫外線に当たっているうちに淡くなり数ヶ月もすると無色のFRPとなる。
このタンクのトンネル部内側はシルバーに塗装した層が挟んであった。タンクの覗き窓から入った光が反射してガソリン残量がキレイに見えそうなのでこのまま使う。
トンネルの底面に合わせタンク側の余った部分を更に切り取る。それと、合体する為にタンクに残ったゲルコートの層をサンディングで剥がす。
いよいよトンネルとアッパーの合体。
後は接合部をメインに只管FRPで巻き込んでいく。
底面が硬化したら表から給油口周りを中心にFRPを積層、積層、積層......
フレームに載せて確認。ロックするまでハンドルを切って当たらない事を確認。ただし、現状ストッパーがないので最終的にはもう少し余裕が出る。はず。
諸々の確認を終えて問題もなさそうなのでサフェースバリアマット(ティッシュくらいのガラスマット)で最終FRP積層。
硬化後、研磨して車体に載せて確認。
なんとか下ごしらえが終わり、いよいよ仕上げに移っていく。
To be continued..............