新たなオモチャがやってきた。
HONDA TLM 260R
2018年も暮れようとしたある日、我が家に新しいオモチャが加わった。
HRC(ホンダ・レーシング)製のトライアル競技車両TLM260R。
今見ると古くさささえ感じる90年代初頭の競技車両だけれど、当時の自分は
ホンダが手掛けた最初のトライアル入門車TL125に乗っていたため、その最先端のメカニズムとスタイルは受け入れられなかった。
当然そのカラーリングも50 過ぎのおじさんが乗るには余りにも恥ずかしい。
速攻でデカールを剥がしオールペンの準備にかかる。
で、そのままバラしにかかる。
さすがコンペマシン。知恵の輪の様に隙間無くコンパクトに収められていて、今までいじったバイクの中でも割と時間がかかってしまった。
さてと、後はエンジン。クリアランスも少なく回転させながら抜き取らなくてはならない。一服してから落ち着いて再開しようと思った矢先、鴨がネギ.......ではなく
友人がバイクで遊びにきた!。
これはラッキー。体格のいい彼に手伝ってもらい事なきを得た。
主要部品を外した車体はまるでBMXのよう。
時間を空けると飽きてしまう性格なので間髪入れずそのまま進めていく。
今回カラーリングを変えるにあたり瞬間的に思いついたのがTL125バイアルスのカラーリング。30年近く前に自分が初めて所有したクラッチ付きオートバイで、いはゆるアイコン的存在なのと、このTLMの一番古いご先祖様へのオマージュである。
バイアルスを知る人間には一目で分かるくらい忠実に再現しつつアレンジしたつもり。
フレームやリムを塗り、早速組み付けていく。
後はチェーンやアンダーガードなど細かい部分を残して日が暮れだしたのでタイムアウト。完成は翌日に持ち越し。
で、翌日完成。タンクの塗装もまぁまぁ。今回はボデーペンのスーパーシルバーMと、
アサヒペンの水性赤。
この赤は定番で、赤い塗装は全てこれを使う。モンテッサやMG-Aもこれだった。
そして塗り上がったタンクにバイアルス用デカールを貼って完成。
いい感じ。(自己満足)
翌日、例のドカで現れエンジンを降ろすのを手伝ってくれた友人の初トライアル練習に付き合って、いつもの猿が島でシェイクダウンとなった。
いつも自作のスーパーカブトライアラーで遊んでいる猿が島。しかし、さすがはHRC。
というか、既製品のバイクのなんと乗り易い事か!。
イマイチ有り余るパワーの使い方が分からず躊躇する場面もあったけれど、ウデが上がった錯覚すらおぼえる。そんなバイクだった。
さて、明日も彼の二回目となる練習に付き合って猿が島へ行こうと思う。