スキー場バイク登山

大パノラマを堪能。

5月25日、22:00八戸発 翌26日06:00苫小牧着のフェリーで北海道へ渡る。

今回は母と女房を連れて墓参りが目的だったため車で横浜を出発し八戸を目指した。

ただ車で行っても勿体ないのでバイクを持っていく事に。

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横浜新山下ランプから首都高にのり横羽も箱崎も全く渋滞する事無くスムースに八戸フェリーターミナルへ到着。早過ぎて出港までの時間つぶしに市街地へ戻ってみたり、スーパーマーケットを散策したり。

翌朝6:00に苫小牧港へ到着。直接富良野の家に向かわず札幌でランチしてから富良野へ向かう事にした。しかし、高速でただ単に移動しては勿体ないので久しぶりに支笏湖経由で札幌入り。

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支笏湖周辺のワインディングを十分堪能し、札幌市内に住む親戚宅でサンドウィッチとコーヒーの朝食を頂き談笑の後、札幌のバイク/車好きが集まるイタリアンレストラン”BAMBINO"へ。

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お昼少し前に訪れオーナーシェフのH氏とバイク/車談義に花を咲かせるも直にお客さんが続々来店し、急いでパスタランチを頂いて一路富良野へ。

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道央道の三笠ICを降り、桂沢湖から三段滝を通って富良野へ。敷地入口の車庫へ車を置き母屋/離れの様子を確認して問題なさそうなので周辺パトロールへ。

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この別荘地は40年以上前に富良野市によって開発された地域で、数年前から代替わりなどで老朽化した家屋の建て替えが進んでいる。

そんな区域に二十数年前、東京の大手電気機器メーカーを脱サラし移住してきたI氏が居る。特に留守中たいへんお世話になっていて懇意にさせてもらっている。

現在彼は富良野観光協会にお務めで、根っからのバイク好き。

富良野/美瑛辺りのバイクツーリングスポットの詳しさでは右に出る者は居ない。

そんな彼の奥さんと立ち話の中で「北の峰(スキーワールドカップのコース)ってバイクで走っちゃダメかなぁ?。」と聞いてみる。

そんな事をする人間は居ないらしく、その場は「さぁ〜?」で終わったけれど、翌日I氏からメッセンジャーを着信。「朗報です!。北の峰バイク登山の許可が下りました!。」

さすが観光協会!。シーズンオフの今、バイクでスキー場を走る或いは登る試みは新たな観光資源と成り得る可能性があるとの判断から、彼が先導/同行してくれることになった。

そもそも墓参り目的で北海道へ来たのにいきなりメインイベントがすり替わってしまった。笑

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ガソリンを満タンにし、軽くキャブ調整を済ませ朝8:00に出発。

基本的に家からスキーを履いてリフト乗り場まで行ける距離なので、家を出て直にいきなり登りだす。

 

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中腹まで登ったところで一休み。雪で覆われているときよりも、 あらゆる物が鮮明に見える夏場は急斜面が益々急に見え、恐ろしくとてもエッジまで行けない。

そしてI氏のNX125もここまで。この先は上級コースで傾斜がキツくトラクションがかからず斜面に対して後輪が空回りするばかり。

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こうして写真を横に繋いでパノラマ風にしてみると大した事は無い様に見えるが、実際は「帰りどうしよう?」と思うほど急で長い。

そして山頂は未だ先。

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徒歩で登る彼を待っては進み待っては進み。

お陰でここから走行写真が多い。笑

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山頂まであと少し。頂上のハートの木が見えてきた。

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この辺りになると所々雪が残る。そして食べるには少し育ち過ぎているけれどもふきのとうがまだこんな状態。

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そして遂に登頂。頂上のハートの木に付いている標識には標高940Mと。

一瞬、雲が切れて青空がかおを出し中富良野富良野〜布部/麓郷と続く大パノラマをしばし堪能。

しかし、山の天気は変わり易いと聞いた事があるが、晴れたと思ったのも束の間でポツリポツリと降ってきて気温も急に下がりだしベルスタッフでは凍えるほど。

余韻に浸る間もなくそそくさと下山。

 

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無許可で勝手に登った人が居てもおかしくないから、この場所にバイクで登った最初のケースかどうかは分からない。でも、山頂までカブで登ったヤツは今までもこれからも居ないんじゃないかなぁ?。

 

貴重な体験をさせて頂いた関係者の皆様に感謝いたします。