悪ノリ? HONDA CB175改VMX…..1
布石となったTL125改VMX。
ビンテージモトクロスに凝って何台も仕上げてきた。その多くは手持ちのTL125をベースにする事が多かった。20代のころから単なるアシとして慣れ親しみ、全幅の信頼を寄せていた車種だからに他ならないと思う。
最初に仕上げたのはワンピースヘッドの初期型122ccのバイアルスをベースにVMX化。
タンクをホンダCS90に替え、それに合わせてシートを作った。リアフェンダーはカットしてフロントは付け位置を上げただけ。改造らしい箇所といえばスイングアームのショック取り付け位置を前方へ移動し、ケツ下がりなバイアルスをヒップアップしてやった事ぐらい。
後々このスイングアームの改造寸法を基準にカブトライアラーなどにもアレンジして使うことになった。
その後、周りの友人たちが「バイクは無いが参加したい!。」と言い出した事を受けてもう一台作る事にした。
ベースにしたのは20代半ばから所有していたTL125イーハトーブ。10年以上エンジンもかけていなかったが流石ホンダである。燃料を入れ、フロート室にガソリンが満たされる頃合いを見てチョークを引いてキック一発!。何事も無くアイドリングを始める。
矢張りこのバイクは頼もしい。
早速VMX風モディファイに掛かる。今回はホンダCL90のタンクを使う事にし、前回同様タンクに合わせて木ベースにウレタンをのせてレザーで張り込んだ。
シートのエンドに入れるロゴは敢えてカタカナの”ホンダ”をデータ化してステンシルした。
なかなかイイ感じに出来上がり、フルサイズでありながら軽量で操作性に優れたTL125は、誰にでも乗りこなせるフレンドリーな入門マシンとして活躍した。
モアパワー!モアトルク!
周りの友人たちも自前のマシン参加する様になり、2台もTL125改のVMXが必要なくなってしまった。
そこで懸案だったパワーアップ計画をいよいよ実行に移す事にし、”デカイ”エンジンを探し始めた。”デカイ”といっても細いパイプで構成された軽いTL125のフレームが支える事ができるエンジンは精々200cc程度だろう。
そこで最終的に絞り込んだエンジンがCB175のツインエンジンだった。
あろう事か実働のCB175が直ぐに見つかり早速手配。手元に届くとその場でエンジンを採寸し、フレームを前後に延長するだけで載る事は確認出来た。
問題はエキゾーストの入手かと思っていたがebayでCL175用アップマフラーを見付けて競り合う事無く落札。
なんだか順調。
To be continued.......